Run BABY Run !
こんにちわ。
吉田です。
先日、都内で雪が降ったそうですね。
11月に東京に雪が降り積もるのは、観測史上初だとか。
その反面10月は世界的な気温上昇。
なんだか慣れてしまったというか、ここ数年の異常気象のニュースはあまり驚かなくなってしまいました。
◇ 四季から二季へ?!
お寿司屋さん曰く、10年前とは違って獲れる魚の種類が変わりそして身が小ぶりになっているのだとか。
ウチの近所の小さな神社には銀杏の大木があり、いつもならもうたくさんの黄金色の落ち葉が通りを埋め尽くすのですが、今年はまだ緑のまま。
つい先日まで、街行く人はシャツ一枚程度の人が多かったのですが、今週から急激に気温が落ち、丈の長いウールのコートやダウンジャケット姿にガラリと変わりました。
思い返せば、今年の春も短く春物どうしようかな〜と迷ってるうちに、夏日のような気候になったりね(笑)
もし、日本に四季があることを知らない外国人が来日したら、夏と冬だけと思っちゃうんじゃないでしょうか。
◇ 笑ってる場合かよ
もうたぶん、これが今の気象トレンドで、おそらく僕らが生きている間はこのメチャクチャな気候が普通になるじゃないかな。
いや、そう捉えてた方が何かとうまくいくじゃないかと思います。
特にアパレルはこれまでのやり方を見直さないと、過剰在庫に陥ったり売らんが為に悪質な接客につながり、ますます負のスパイラルになってしまう。
「アパレルは最近大変ですね〜」なんていうドヤ顔の素人が増殖中ですが、そういうアンタらの業界は大丈夫かい?と思います(笑)
気候変動における消費者マインドの影響を受けるのはアパレルだけじゃないですからね。
◇ ずらしたって意味がない
ウチの場合でいうと3月から半袖カットソーが売れ始め、10月もシャツや綿長袖のカットソーが売れていました。
つまり1年のうち8ヶ月もの間、気温20以上に設定したアイテムが売れるということになります。
春夏物は4月までに秋冬物は10月までに8割がた納品が終わります。
これを例えば、6月まできちんと提案できる夏物新作を作り、秋冬物は7月から色は秋冬カラーで薄手のシャツやカットソー、綿のニットなどを提案する。
長い夏を意識したアイテムや通年使えるモノのボリュームをもっと大きくする。
こういうサイクルになると、お店も新鮮さをキープできるしSALEの必要性を徐々に薄めていくことが可能なのではないでしょうか?
大手百貨店がSALEの時期をもっと後ろ倒しにしようという動きがありましたが、単純に時期をずらすことで何が解決するのでしょう?
というより、これって自分たちの利益のことしか考えてないですよね(笑)
◇ 欲しい時に欲しいモノを
適切な時期に適切なモノを提供する。
SNSやwebメディア、オンラインショップなどで多くの情報に触れ賢くなったお客さんに、旧来の投入サイクルのままで商品作りやマーケティングして煽ってもあまり響かなくなっているんじゃないでしょうか?
もちろん、ボクのような服オタクである濃いお客さんはそんなの一切関係なく、真夏でもコート買ったり一年中レザーに発情してたりしますけどね(笑)
しかし、それは限られたほんの一部。
(そしてその一部ということを楽しんでいる)
◇ 変化を恐れずに
欲しい感情が価格を超えて高まったとき、お客さんは動く。
ショップに行ったり、オンラインで探したり。。。
季節感も「お客さんが動く」要素のひとつ、基本です。
その基本が変わりつつあるのですから、僕らも変化しなければいけない。
アパレルだけでなく様々なところで、常識や当たり前と思われていたことがドンドン変わっている。
人間は変化を恐れるといわれています。
また、過去に成功体験があったり、これまで染み付いたやり方を変えるには大きなストレス伴うでしょう。
しかし、ジリジリと茹で上がる前に新しいコトに飛び込まないと・・・
そんなことを考えながら、来年のウチの「在り方」を思い描いています。
(画像:08sircus 2017SS ジェームス・ブレイクのジャケ写みたいでカッチョええ)
(画像:08sircus2017SS ブランドより提供)
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