BORN TO BE FASHION - 装いだけではなく生き方そのものがファッションとなる -

洒落たヒトはちょっと角度を変える

 

ここ数シーズンでよく見かけるようになったノーカラージャケット。

 

たまに、まるで新しいモノのように認識している同業者がいますけど(なっ情けない)、これも大昔に誕生したアイテムのひとつ。

 

見たことありませんか?

 

世界一有名なロックバンド。

 

解散後、ひとりはラブ&ピースを訴えファンに暗殺されて、ひとりはいまだ現役でついこの前も来日して・・・

 

もうお分かりですよね。

 

ほら、思い出してみてください。

昔のビートルズの写真って、メンバーみんなでノーカラーのジャケット着てるでしょ(笑)。

 

 

60年代の後半に起きたピーコック革命。

 

それまで男性はユニフォームや仕事着が主で、お洒落といえばサヴィルローのようなカッチリとしたテーラードスタイル。

戦後のヨーロッパではしばらく続いていた質素倹約のライフスタイルが終わり(今では当たり前に感じるような)カラフルなシャツや柄物のネクタイが取り入れ始め、この流れはメンズファッションの根底を覆すような大きな変革へとつながります。

細身のスーツやモダンな既製服は当時の映画スターたちを魅了し、それがまた後押ししてロンドンを拠点として若者たちに大流行。

このメンズファッションの大転換期にデザイナーはこぞってコーデュロイやサテン、ヴェルヴェットなどの当時では婦人服にしか使われなかった斬新な素材をどんどん取り入れ、新作を次々に発表されていきました。

 

その中でピエール・カルダンが襟なしジャケットを考案。

シンプルでスマートなルックが、当時の人々には大きなインパクトだったらしいです。

 

初期のビートルズはこの襟なしジャケットをステージ衣装とし(特にジョンがお気に入りだったとか)さらに洗練させたものをSOHOで作らせていました。

 

新しい音は、ファッション(ヘアスタイルも含む)でさらに洗練され、若者たちの心を鷲掴みにしたんですね〜。

 

今の若者たちもノーカラージャケットはほとんど見たことのないものでしょうから新鮮なのでしょう。

やっぱり流行は回り巡るってるんですね♪

 

流行モノって、ちょっと軽いイメージがあって抵抗がある方もいるかと思いますが、我々世代でも「このヒト洒落てるな〜」というオッサンがいます。

そういう方はノーカラージャケットをちょっとヴィンテージ&クラシックな気分で着こなしてる。

ちょっと当時に思いを馳せた雰囲気を取り入れているのかもしれません(笑)

流行であるクリーンなリラックスモードにするのではなく、トレンドを入れつつも自分らしさが出せるスタイルで着る。こんなちょっとした簡単な応用がグッと二段も三段も違う個性が出せるんです。

 

お洒落って実は簡単で単純。

だからこそ、面白いんですけどね!

 

 

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