コーディネイトは色パズルだけではありません
変な進路をとる台風が続いて、なんだか嫌な感じですね〜。
台風が過ぎ去ると本格的に秋の到来です!
昔から、秋冬はファッションの季節と言われているように、アウターを着たり重ね着したり、足元もブーツも履けるようになったりで、グッと組み合わせ多くなりますので、服好きには楽しい季節です。
最近ではインスタやWEARなど、誰でも自分のコーディネイトを発信できるようになり(承認欲求の心理も手伝って)今やファッション誌よりも影響力を持っています。
インフルエンサーとなるような人が着て画像をアップすると、そのアイテムがヒットするというそんな新しい売れ方も一般的となってきました。
でも・・・ちょっと気になることがひとつ。
アイテムや色合わせが上手な人が増えましたが、素材感のマッチングが無茶苦茶って場合も意外と少なくありません。
カラーコーディネイター信者にもよく見られる傾向ですね。
(男性は少ないと思いますが)
薄手の夏用の麻のアウターに、肉厚のニットを着ていたり、また重厚なレザーに、色は濃いんだけど素材感がペラペラのパンツを履いていたり、ツイードのアウターに薄手のシャンブレーのシャツだったりとか。。。
普通、そこまで見ないでしょ?と思ったら大間違い。
そんな間抜けなギャップって意外と目立ってるんですよ〜。
口臭が自分で気が付かないと同じくらいに(笑)
せっかく良いジャケット着ていても、インナーやパンツの素材のミスマッチングにて全体のコーディネイトの雰囲気を破壊してしまうんです。
それじゃ、いくら良い服着てたって台無し。。。
とはいえ、何も難しいことではありません。
着る前に「これは春夏用であるか秋冬用であるか」生地の厚さや質感をちょっと気にしてみてください。これを意識するだけで何となくわかるようになってきます。(めんどくさい人はいつでもボクに聞いてくださいね)
以下、代表的な素材についての着用目処についてざっくり書きます。
そりゃ、寒けりゃ夏にツイード着たりは個人の自由ですが(笑)、とりあえずは季節感に沿ったものですので「今着ていても大丈夫かな?」という迷った時の参考にしてくださいね。
<コットン>
春夏用の素材は3月〜9月の着用を目処に。
軽い気心地で触ってサラッとしていてドライタッチなもの。
代表的なものは
天竺、ポプリン、カルゼ、シャンブレー、キャンバス、タイプライターなど。
秋冬用の素材は10月〜2月の着用を目処に。
肉厚でヌメリがあったり、毛羽立ちのあるもの。
代表的なものは
コーデュロイ、フランネル、ベロア、モールスキン、ジャズネップ、ピーチスキンなど。
<ウール>
自然に湿度をコントロールする唯一の素材。
夏涼しく、冬は暖かいのは相反する性質を持っているのはウール(羊毛)だけです。
神様からのプレゼントと称する人も(笑)
薄手に仕上げたサマーウールは4月〜9月
代表的なものはトロピカル、ポーラ、メッシュなど。
秋冬用の素材は10月〜3月の着用を目処に。
肉厚でヌメリがあったり、毛羽立ちのあるもの。
代表的なものは
メルトン、ツイード、サージ、フランネルなど。
<麻>
基本的に4月〜9月の夏素材。
コシとハリがあり、肌にべとつかずサラリとしていて通気性が良い。
リネンやラミーと呼ばれれ、平織りやガーゼやシャンブレーが多い。
まれに肉厚に織り毛羽立たせた冬用のリネンもあります。
他にもシルクやレザー、ナイロンなど化学繊維がありますが、とりあえず、代用的な素材の着用目処について書きました。
また、細かく見ると「ウールはシワになりにくい」など、それぞれの利点や欠点がありますが、それはまた別の機会に♪
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