BORN TO BE FASHION - 装いだけではなく生き方そのものがファッションとなる -

ネーミングも付加価値を


大雨の北九州。

 

今日は面白いことに、地元のお客様は少なく広島や大阪など遠方からのお客様が多かったです。

 

以前にも書きましたが、おかげさまでHPやブログにより当店に興味を持って頂いた方が、大型連休のとき九州旅行のついでに、小倉で途中下車して寄って頂くというケースがよくあります。

しかし、今日のような週中の平日に、この小さな地方都市のいち路面店をめがけてご来店頂くケースは珍しく、胸が熱くなりました。

ありがとうございます♪

 

そんなお客様とは、自然と話題がHPやブログの記事になります。

その中のお一人からこんなことを言われました。

 

 

「7年前のあの商品ネーミングにやられました」

 

「???」

 

 

商品にはそれぞれ品番がふってありますが、ブランドによっては名前もつけられている場合があります。

例えば「Leather Stand Coat」とか「Tweed Sarrouel Pants」など。

 

当時、当店では飛ぶ鳥を落とす勢いだったブランド kiminori morishita を扱っていたのですが、このブランドの2009春夏コレクションでは、サン・テグジュペリがテーマだったんです。

その中にストーリーを集約したようなアイテムがありました。

 

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それはまさに、30年代のフランスの飛行機乗りを連想させるようなクラシカルで浪漫溢れるパンツでした。

スワッチに書かれていたそのパンツのネームは・・・

 

「Over Wrap Cargo Pants」

 

 まあ、なんとも味気ないじゃないっすか(笑)

 

ボクは当時から、ホームページに商品を掲載する際にはブランドから提示されたネームはそのまま使わずに、こうしたほうがお客さんにグッとくるだろうなと思うネーミングを勝手につけて、ホームページで紹介していました。

 

 

このパンツ、凄く良いのにネームが弱すぎる。

 

 

サン・テグジュペリといえば、夜間飛行。

それじゃあ、ってことでつけた名前が、、、

 

 

「Night Flight Cargo Pants」

 

 

 1本15万くらいでしたが、あっという間に完売しました。

 

 

そのお客様はパンツのデザインはもちろんだけど、このネーミングが購入する引き金になったと。

 

 

ここまでしっかり見てくれているんだぁ〜〜〜〜〜

 

 

すっかり記憶の奥底に眠っていた商品でしたが、お客様によって引き起こされ、なんだかジーンとしました。

 

と同時に、「良いものさえ作ればいい」というのは時代遅れ。

商品のネーミングやキャッチコピー、商品説明、スペックなど、すべてはひとつとして考え提供することの大切さを改めて感じたのです。

 

ボクらは、本気でお客様の声に耳を傾けているだろうか?

アンケート用紙なんて、楽しようって魂胆が丸見え。

わざわざ書いてくれる方は稀でしょう。

そんなことから、見えてくるのかな?

 

何気ないお客さんの感想って、巷で売ってる集客や顧客満足のノウハウ本よりも圧倒的に価値あることだと思います。

一般論ではなく、当店だけのことだから。

それをひとつずつ改善していくことが、お客様が気持ち良くお買い物でき、店を愛してくれることにつながるのではないでしょうか。

 

ブランドの皆さん。

普通はショップ側でわざわざネーミング考えたりしないと思うので、ブランド側であらかじめ洒落たネームを考えてみるのもアリかと思います。

 

それでもボクは、きっと変えちゃうと思いますけどね(笑)

 

 

 

 

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