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ripvanwinkle2017SS 展示会

昨日は、今シーズンいや今年最後の展示会出張に行ってきました。


2016秋冬でブランドの原点回帰と現代へのアップデートを素晴らしいバランス感で表現した ripvanwinkle(リップヴァンウィンクル)

ブランド設立から20年。

当初からのファンたちも年齢と経験を重ね、そして今再び彼らを魅了しはじめています。

一見シンプルでありながらも、他の国産ブランドが行わないようなカッティングや縫製を一部だけでなく全体を通して取り入れ、染めや加工も奇をてらいすぎずブランドの方向性に合うものを見極め表現しているので、コレクションを通じてまとまりがあり筋がピンと一本通っています。

その無骨でありながらも、積極的に新しい方向性を模索しているアイテム作りが、新しいファンだけでなく往年のファンをも惹き込んでいるのではないでしょうか。

 

とはいえ、やはりシーズンよってファンは温かくも厳しい。

どんなものを作って発表するかがすべて。


良いものであれば、たくさん喜ばれるし、そうじゃなかったらスルーされる。

「今回はイマイチだけど、まあ買っておこうか」というような人はいない。

そして、この厳しい目を持ち、きちんと物を見て判断してくれる皆さんだからこそ、とても貴重な存在なのです。

 

さて、

軌道修正したブランドが、どのような展開を見せてくれるのか。

もうずいぶん長くお付合いさせて頂いてるブランドなのに、ちょっとドキドキしながら見に行きました。

 

やっと本題(笑)

 

まずは、当店の立ち位置と非常に近い ” r(アール)” 

ripvanwinkleのアッパーラインであるコレクションです。

 

第一印象は、「イマジネーションをかきたてるコレクションだな」というものでした。

 

モードまではいかず、ギリギリのところで日常着的な要素を残した(これってお洒落感を大きく引き出してくれます)デザイン・ヴィジュアル。

 

動きと立体的なフォルムを形成するカッティング、革製品を染める技術を綿製品に合うように改良した技法、風のように流れる超立体パターン、ストレッチをもう一歩二歩踏み込んで再考した製法、やり過ぎていないフェード感を作り出すサンドブラストなどなど、着た瞬間から愛着が溢れ出すようなアイテムばかりでした。

 

当店でもパワープッシュしている大人が履くサルエルパンツをベースにしながら、派手すぎないサラリと主張するスタイルが素敵でした。

グラファイトやマットブラック、真っ黒ではないフェードしたブラックのアイテム群の表情がとても良く、当店ではここの部分をフィーチャーして「黒じゃないブラック・スタイル」を組み提案したいと思っています。

 

春夏は、軽いものが多く特にTシャツ類が多く求められます。

しかし、Tシャツで「大人らしくそして個性を持たせる」って結構難しいですよね。

なかなか差別化しにくかったりするのですが、r(アール)はそこらへんのさじ加減が非常に上手く、1枚で着ても独自の雰囲気でサマになるので、ここのカットソーはボクも皆さんにコーディネイトを提案するのが楽だったりします(笑)

 

そして、ripvanwinkle。

今回はデニムをメインにしたコレクションでした。

ヴィンテージライクのものやダメージなどの加工もの、サックスブルーのようなきれいなインディゴで製作したテーパードパンツ。

これらにミリタリーテイストのブルゾンや蛍光色やボーダーのTシャツを合わせる。
ピンと来た方もいるかもしれませんね、そう、なんとなく70年代のサーフロックをイメージしているのかな?と思いました。

r(アール)とくらべ、カジュアル度の高いものになっています。

これはこれで面白いのですが、当店ではやはりr(アール)の雰囲気がずばりハマりますので、こちらをメインにした品揃えを検討しています。


突き抜けちゃうようなド派手も面白いですけど(嫌いじゃありませんw)、よく見ると何か違うっていうアイテムをバランス良く着こなすと、相乗効果で着ている人の雰囲気がグッとアップして洗練されてくるんです。

思わず二度目しちゃうようなね。


そんなスタイルを一人一人オーダーメイドのように提案させていただきますので、今後もどうぞお任せくださいね!

 

 

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