ベネフィットを提供できているか

今シーズンも色んな展示会で同じことを言いまくってきました。

「クオリティは良いけど、見た目がユニクロと変わんないんじゃ、いらん」

仕入れて店頭に立って販売しているとわかるのですが、以前は生地が良いものはそれだけで強力な「ベネフィット」でした。

しかし今はユニクロでさえもそこそこ良い生地で作っている。

例えば、１万円のカットソーと１５００円のカットソー。

差額は８５００円。

この８５００円分の付加価値を感じさせることができるか？

お店の雰囲気、接客する販売員の商品知識・雑談力・情報力、コーディネイトの提案など、お客様に値段以上のベネフィットを持って帰って頂くのが、お店が目指す姿です。

しかし・・・

そもそも商品自体にも８５００円分の付加価値を感じさせないと、お客様の心を動かすことができません。

素晴らしいのはわかる。

しかし高い金額出せば、良いのは当たり前。

この生地感、加工方法、製法、シルエットなど、そこに価格を納得させるベネフィットはあるのだろうか？伝えられるだろうか？

そんなこと考えながら、今日も来年の春夏に向けて品揃えを考えています。

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（画像：MN LAST 2016AW より）

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