パリ- メンズコレクション2016秋冬
当店好みの勝手にコレクションレビュー(笑)パリ・メンズ2016秋冬編です。
ランウェイショーでは「うわっカッコイイな」と思っても、実際に街で着られるかというのは別問題。ブランドが打ち出す方向性とか思考をわかりやすく(?)デフォルメして表現する場合が多く、ときには難解なショーも存在します(トムブラウンとかw)。
もちろん、そんなコーディネイトをまんま持ってきて「こんな着こなしが最高ッスよ!(キラリッ)」なんて言う気は1ミリもなく(笑)、コスプレにならぬように皆さんにフィットさせるのが僕らの仕事。
すぐに取り入れやすいようにアレンジしながら当店流に商品構成を練っていこうと思います。
楽しみにしててね!
それでは、パリの気になったところをどうぞ。
1:ミリタリーはエッセンスだけを抽出
パリでもミリタリー愛(笑)を感じるアイテムが多く見られました。しかしそこには男臭さや泥臭さは微塵も感じることなく、むしろリッチに美しく表現されています。ディテールだけ抜き出して、エレガントなアイテムと融合させたという雰囲気です。
2:ひねりのある重ね着
シャツの上にセーター着て、上にコートを羽織る。そんな一般的な重ね着ではなく、レザーの上にコートを羽織るとか、ジャケットの上にMA1を羽織るとか、ちょっとひねりのある重ね着が新鮮です。あえて新しいものを買い足さなくても、手持ちのアイテムですぐに可能かもしれません。実は僕も最近着ていなかった薄手のレザーのライダースを取り出し、上にPコートを合わせてます。不思議と急に新鮮な気分なってレギュラーアイテムに昇格(笑)
3:またまたブラック!
ここ数シーズンずっと黒がセカンドトレンドとして続いています。とはいえ何でも良いわけではなく、艶のある黒とか、深みのある漆黒とか、ドレス的なエレガントさのあるものが良いですね。コットンの色褪せた黒とか、カジュアルすぎるものはちょっと違う。また、全身黒も良いですが、センス良く見せるのはちょっとハードル高い。そんなとこ目指すよりは、例えば白スニーカーとかブルーのストールとかきれいな色をワンポイントで入れると、高ポイントです。これ簡単で良いですよ!
4:革好きはたまらない
パリだけでなく多くのブランドでレザーの提案が増えました。北九州では一番メンズのレザーを売っているかも?(狭っw)の当店にとって嬉しい限りです(笑)。ミリタリーと同様にワイルド感炸裂!というよりはきれいに知的な雰囲気を香らせて着るのがいいですね。まあ、どっちにしろそれくらい革好きには朝飯前(笑)上品なニットとかウールのパンツ、スカーフなど品のあるアイテムへ、ちょいちょいと差し替えてやれば簡単です。
さてさて、ロンドン・ミラノ・パリが終了し、大まかに流れが見えてきました。
そられを踏まえながら、当店らしい解釈でまた一歩みなさんのセンスを輝かせるような提案をさせて頂きますね!
よろしくお願いします。