ブランドの矜持
お店にはそれぞれ多かれ少なかれ個性がある。
ウチのようなオーナーの個性がそのまま出ているところや、時流に合わせて計画しブランディングしているお店など様々です。
そんなお店のカラーに合わせてブランドをセレクトしたり、オリジナルを製作したり商品構成を組んでいくのだけれど、お客さまの趣向や提案していきたいものによって新しいブランドを追加したりあるいは取扱いをやめてしまうこともあります。
セレクトショップの場合、基本的にやめてしまったブランドは二度と扱わないことが多いです。
ウチもずっとお世話になっていた ripvanwinkle を今シーズンは取扱いを見送っていました。
元々は作り込み要素の強いブランドで、独特なテキスタイルや高度な加工カッティングなど、服好き(服オタク?)にはたまらない魅力と、デザイナーのカリスマ性もあり、いまの東京デザイナーズブランドの先駆けの存在であったといっても過言ではないでしょう。
しかし近年はスポーツ色を強めていたので、当店の雰囲気とはちょっと離れたイメージの商品が多く方向性の違いを感じていました。
16春夏で中止し秋冬の展示会で完全に終了するつもりでありました。
ところが、「ripvanwinkleが変わった!」との情報を得て見に行ったところ・・・
うっ!これは!!
・・・驚きました。
イタリアで革を染める際に使用する染料で仕上げたカットソー。
日本古来の混ざり物なしの墨を流し染めしたシャツ。
どんな人の肩幅にもフィットする特殊なパターンで作られたジャージジャケット。
洗えるメリノウールのニットパンツ。
ヴィンテージでありながらくすみのないスッキリした色落ちが楽しめるジーンズ。
などなど・・・
日本古来の混ざり物なしの墨を流し染めしたシャツ。
どんな人の肩幅にもフィットする特殊なパターンで作られたジャージジャケット。
洗えるメリノウールのニットパンツ。
ヴィンテージでありながらくすみのないスッキリした色落ちが楽しめるジーンズ。
などなど・・・
軽快なスポーティーなアイテムは何処へ?
大胆な原点回帰。
服好き、生地好きを唸らせる、、、いやむしろ服バカが作った服。
そんなところかもしれません(笑)
素材や染めを高度なテクニックで作りながら、デザインはモード感とカジュアルを上手くブレンドしながらシックな大人服になっています。
一言でいえば、
「初期のripvanwinkleを現在へアップデート」
「初期のripvanwinkleを現在へアップデート」
といったところでしょうか。
そうなれば、黙っちゃおれません!(笑)
再び、当店で取扱うことになりました。
どうぞお楽しみに!
どうぞお楽しみに!