BORN TO BE FASHION - 装いだけではなく生き方そのものがファッションとなる -

ブランドイメージって何?


ビックリする方もいらっしゃるかもしれませんが、いまだに「商品のweb掲載不可」というブランドがあります。

だいぶ解禁されてきましたけど、ほんの数年前だと多くのブランドでそんな流れがありました。

主な理由は「ブランドイメージが崩れるから」だと。


これ、小売店のしょぼいホームぺージに掲載されたらカッコ悪いからやめてくれ、というのが本音。

でも我々からすると、おいおい、小売店のHPに掲載されて崩れるようなブランドイメージって、どんだけ貧弱なんだよ(笑)
そもそもそんな御大層なブランドイメージってあったっけ?
それに、商品買取だろ?
買い取ったものを販路制限するなんて。。。

なのに、もっとオーダーつけてください!なんて平気な顔して言う。

アクセルとブレーキを一緒に踏んでるようなもの。
売れたいのか売れたくないのかよくわからん(笑)

例えば、皆さんが服を買って、そのお店から「ブランドイメージが崩れるのでこんな着方はしないでください」と言われたらどう感じますか?




いまや、何をするのにもweb検索は日常のひとつとなってます。

 

先日も妻とふたりで郊外のイタリアンに行こうということになり、まずwebでその店のメニューとか外観とか把握して、住所をGoogleMapにペーストしてそのままカーナビに。そして「美味しかったね〜」と写真を撮ってSNSでつぶやく。


どこかに行く時や、興味を惹かれるものに対して、現代人の行動パターンは大体こんなもんじゃないでしょうか。

あやふやとした自己満足的なブランドイメージとやらで、顧客になるかもしれない人たちの行動を「商品のweb掲載不可」という意図的にクローズすることで、そこでジ・エンド。

その人がブランドのサイトで扱ってるお店を探し、実際に店まで足を運んだり直接電話したりなんて、ごく少人数。

ほとんどの人が、webで満足な情報を得られない状態では、「な〜んだ」とすぐに見切って同じようなテイストのブランドに流れたりする。
今の世の中カッコイイものとか良いものって溢れてますからね。


「商品のweb掲載不可」なんて、むしろマイナスイメージじゃなかろうか?
自分で首絞めてどうする?(笑)


うちは新しいブランドの展示会に行った時や契約する際には必ず聞きます。

「商品のweb掲載は可能ですか?」

もしダメなら、当然契約しない。

どんなに良いもの作っていても、webに情報を載せられないのであれば、存在しないのと同じことですから。



「ネットを知ろうともしない。BlogもFacebookもやらないパパは存在しないのと同じよ!」 映画「バードマン」より


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