BORN TO BE FASHION - 装いだけではなく生き方そのものがファッションとなる -

流行は隠し味で


7月中旬くらいから秋冬商品がスタートします。(実はもう数点入荷済み)


おかげさまで次シーズンも◯百万円超のご予約頂いているのですが、
あらためてアイテムを確認していると・・・

 

ん?


他のお客様のご予約リストも見てみよう・・・
あっ、やっぱし!

流行モノがほとんどない。
とはいえ、定番でもない。

ひとつ例を挙げると、革のフードロングコート。
流行でも定番でもないし、一般人では絶対に手を出さないようなリスクも値段も高い(笑)ものだけど、このお客さんが着たらメチャクチャ格好良い。


一点一点見ていくと、他のお客様についても同じ傾向。

わー、お客様の方がよくわかってる(笑)

 

今年初旬に開催された多くのブランドの展示会では、これでもか!ってくらいビッグシルエットのコートやブルゾンを見ました。
トレンドの中心です。
しかし・・・


これ、ユニクロをはじめファストファッションの企業もほぼ100%間違いなく乗っかってくると思います。
ビッグシルエットは定番と馴染みやすいから。


流行がマスに降りるまで、昔なら数シーズンくらいのタイムラグがあったかもしれませんが、今はほぼゼロ。


いやいや、でも素材や縫製も違う、シルエットやドレープ(生地の落ち感)も違う!
といったところで、一般の目にはほとんど違いがわからない程度のこだわりだったら、低価格のパワーにいとも簡単に凌駕されるでしょう。


これまでの服屋って流行をベースに考えるのが当たり前だったのですが、
これからはマストレンドは大手に任して、個店や小規模ブランドは流行は一応把握しつつ、お客様ベースのファッションやスタイリングを作り出すことに存在意義があるのかもしれません。

トレンドは隠し味程度にしておくほうが、センスを感じさせるのではないでしょうか。

 

じゃあ具体的にはどうすれば…

続きは店頭でお会いしましょう(笑)

 

だって、10人いたら10通りのアドバイスになるので。。。

 

tanpan.jp

 

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