BORN TO BE FASHION - 装いだけではなく生き方そのものがファッションとなる -

一番楽しんでいるのはボクです

 

恥ずかしながら、店を始めた頃はブランドのネームバリューばかり追っかけてました。

ファッション雑誌は「ハイファッション」(懐かしー♪)を始め、ひと通り定期購読して、あのブランドがこんなの出したとか、このブランドは誰が着てるとか(笑)そんな頭デッカチ。

当たり前ですが、いま思うとそんなのファッションじゃありません。

 

 僕らの仕事はひと言でいうと「お客さまをカッコ良くすること」

 

どんなハイブランドを扱おうが、コーディネートを提案できなきゃ意味がない。

それも、お客さんそれぞれの体型や肌の色や趣向に沿ったうえで新しいスタイルを示すべきなので、ただ旬なブランド着てればいいってものでもありません。

まわりにいませんか?やたらブランドに詳しい人。そういう人ってだいたいコーディネイト下手でお洒落じゃない。

 

みなさんの中でボクから「これはやめとったほうがイイです」と言われたことのある方も少なくないと思います。

単純にキャラに合ってない場合だけじゃなく、実際にご自身でコーディネイトするのに合わせ方が難しいアイテムの場合もあります。

ファッションを楽しんでほしいので、難しいと感じるものはさっさとスルーして違うものをトライしたほうがいい。ワクワクしたり高揚感を感じるものにね。

 

そうやって取捨選択し、みなさんとあーでもないこーでもない言いながら(8割は服に関係無い雑談という場合が多いですが)、その方ならではのスタイルを作り上げていくのが楽しい。

 

本来は皆さんに楽しんで頂くことが普通なんでしょうけれど、きっと一番楽しんでいるのはボクです(笑)

 

これからもどうぞ楽しませて下さいませ(笑)

 

 画像:KAZUYUKI KUMAGAI 2016AW より

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