レザーは自宅で洗おう！
革は家で洗えない。
革はドライクリーニングで。
というのが一般常識だと思いますが、それは昔の話。
日本に良い革（鞣しや染色などの仕上げも含めて）があまり流通していなかった頃の話で、いまでは自宅でも洗濯できるほど処理がきちんと為された状態の良いものが多くあります。
ところで、革をドライクリーニングに出したところ残念に思ったことはありませんか？
あまりキレイになってない。。。
おまけに数週間かかるし高額。。。
実は、ドライクリーニングは油汚れには強いですが、汗やカビ、食べこぼしなどは効果が薄く匂いも取れないんです。
じゃあ、どうすれば・・・と言うと、
ちょっとした手間さえおしまなければ、実はほとんどの革って自宅で水洗いできるんです。
しかも簡単に。
用意するものは、ボディーソープとブラシとバスタオル数枚。
（ハンドソープは成分が強すぎので不可）
まず革ジャンにジャージャー水をかけます。
最初は弾くと思いますが、手でもむようにするとだんだん沁みていきます。
次にボディーソープを少し薄めてブラシにつけ、汚れやカビのあるところをゴシゴシ。
（びっくりするくらい色が出るレザーもあります）
洗い終わったら、水でしっかり泡を洗い流してください。
次に脱水。
乾いたバスタオル数枚で包み、洗濯機に入れて脱水モードでぐるぐる回します。
出来上がったら、風通しが良いところに形を整えて直接下に置きます（ビニールシートなど敷くといいです）だいたい乾くのに今の季節ですと４〜５日かかるでしょう。
半乾きのときに一度袖を通し身体に馴染ませて下さい。
これが縮み防止になります。ただし、生乾きのレザーを着るのはかなり気持ち悪いので御覚悟を（笑）
また、ハンガー掛けにすると水を含んだ革の重みで伸びてしまうので厳禁です。
ある程度乾いたら、下の面を上にしたり裏返したりしてゆっくり乾かして下さい。
まあ、これらの作業もファッション好きなら楽しめるかと思います。
スペースをとるので家族には不評かも（笑）
そこも事前交渉で対策してくださいね！
ちなみに僕は、牛、豚、山羊、羊の革ジャンを洗いましたが、いずれもきれいになり縮みもなく満足しています。
あ。様々な環境の違いやらあると思いますので自己責任でお願いします。
ちゃんとした専用の洗剤もあります。
＊エルメスなどの超高級革で色が薄めなものは、専門業者にお願いしたほうがいいかもしれません。
＜革の水洗いの専門店 革水（かわすい）＞
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画像：
ピカピカになった干す前のゴート（山羊）レザー 。
水を含んだ状態では凄い重量です。
