BORN TO BE FASHION - 装いだけではなく生き方そのものがファッションとなる -

細み呪縛からの解放


コレクションは、ついうっかり、お客さんが着ることをそのまま当てはめて見てしまいがちですが、ブランドの方向性を示す(誤解を恐れずにわかりやすく言うと)一種のデフォルメ・ショーとしてみると納得がいくことが多いし、単純に楽しい。感覚をアップデートできます。

様々なブランドから生み出された共通項がトレンドとして固まります。
しかしそれが明日から皆ガラリと変わるわけでもなく、じわじわとマスに浸透してゆきます。

例えば、以前エディ・スリマンが打ち立てた棒のように細いシルエットが、数年かけてサイズ感の意識改革を行いスキニージーンズという広く受け入れられたアイテムも育ちました。

ショップスタッフや地方のスタイリストまたは一般的にお洒落さんと言われる人が、服装に興味を持ち始めた人にまずアドバイスする、「ジャケットを1サイズ落として」「パンツは細身でロールアップして」というフレーズをよく聞くと思います。

しかしここ数シーズンのコレクションでは、数年間続いた細身絶対主義が徐々に崩れはじめてます。

最初はちょっと色モン臭かった(笑)オーバーサイズ、ビッグシルエット、ドロップショルダー、そんな量感をたっぷりと見せたスタイルが、しだいに洗練さも伴って受け入れられやすいラインへと変貌しつつある。これはマスまで広がろうとしている序章では無いのかと感じているのです。

かと言って、細身シルエットに取って代わろうというのではなく、オーバーサイズのスタイルもイイよね。という具合に細身一辺倒から多様性が出るのではないかと感じます。
そして、この感覚がマスに行くときには、どのようなものへ昇華するのかそしてヒットアイテムは生まれるのか、それもまた楽しみなのです。

とまあ、カッコつけてもっともらしいこと書きましたが、本音は「ビッグシルエットええなあ〜」「そろそろ僕もガラリとスタイル変えようかな」と思っているだけだったりするんですけどね(笑)

あ。ここまで読んでもらったのに・・・なんかスンマセン(笑)

そういえば以前、某IT会社社長が「俺はいま流行りの細身の服なんて着ない。あんなの着てたら身も心も縮こまって自由な発想ができやしない」と豪語しておりました(笑)

もしかしたら、ビッグシルエットがデフレ脱却に繋がったりして(笑)

「風が吹けば桶屋が儲かる」



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