BORN TO BE FASHION - 装いだけではなく生き方そのものがファッションとなる -

イイ服が逆効果になることも

 
昔っから言われていることだけれど、やっぱり中身の伴わないお洒落はみっともなく張りぼてのようだ。
 
ちょっと前、月に何度も上京してた時期があり(いまもしょっちゅうあるけどw)頑張ってる自分へのご褒美として(ガキっぽくてすまんっ)ちょっと良いホテルに泊まりました。
 
フロントでチェックインをしていると、カウンターにもたれ掛かりホテルマンに横柄な口の利き方をしている男がいました。

伊オヤジ風なパーマでぽっちゃり。
Zegnaっぽい高級スーツに贅肉を無理矢理押し込んで、IT成り上り臭プンプン。
モデル風の女の子を連れてる。
もうこっちまでウンザリするくらいの横暴で汚い言葉使い。
お金持ちがモテるのはよくわかるけど、こんな泥オヤジに付いてくなんてこの娘も相当メンタル強いなぁ〜と妙に感心してしまいました(笑)
 
もうおわかりでしょ。

どんなに高価な服でどんなにセンスの良いコーディネイトをしたところで、中身がゲスならすべては水の泡。
余程の物好きでもない限り、大きなバッテンをつけるのではないだろうか。
むしろ、ぺらぺらな安スーツの方がよく似合う(笑)
 
だからと言って、中身が伴ってから良い服を着る。
ってそこまで卑屈になることもないと思う(笑)

オンでもオフでもいいから、自分のお気に入りやちょっと良い服を着るときには、それに見合った男(女でも!)でありたいと意識するだけでも違うと思います。
そうやってセルフイメージを高めるレッスンしてると、現実も少しずつ変わってくるから。

謙虚な気持ちを忘れず、年齢性別関係なくあらゆる人に敬う気持ちを持つ。
すると自然に表情と所作に余裕が生まれ、似合う服の幅は広がる。
これだけでファッションのステージが上がる。


ちなみに、ボクの相手をしていたホテルマンは、その豚野郎にあえて聞こえるように必要以上に丁寧な言葉使いで恭しく接してくれました(笑)



*画像と本文は関係ございません。

Jean-Michel Basquiat / Untitled

f:id:kathuaki:20160505114046j:plain