BACKLASH | Remake German Knit - 隠しきれないスピリッツ
こんにちわ。
吉田です。
どうも僕は物事を難しく考えがちという悪癖があります。
昨夜も調べものをしていて、なかなか思うような検索結果にたどり着けなくてモヤモヤしていました。
ちょっと中断しお風呂に入るとふとひらめいたので、再度リサーチしてみると、ドンピシャ。悩んでいた答えがつらつらと現れ、喉に引っかかった小骨が取れたような気分で作業が進みました(笑)
結局、勝手に「こっちのワードで探した方がより良い結果が引き出せるかもしれない」と、複雑に考えすぎていただけでした。シンプルに行動するって大事ですね。
さて今日はリメイクしたニットをご紹介です。
服に詳しい方なら「ニットをリメイクだと〜?」と思ったかもしれませんね。
はい、その通り。
シャツやジャケット、コートなどの布帛製品(下部に用語説明してます)では見かけるものの、ニットでリメイクはほとんどありません。
なぜなら、「作るのがやっかいだから」(笑)
布帛は伸び縮みしないので、縫製がしやすいので作りやすいです。翻ってニットは編み物ですし伸縮性があるので、一定以上の技術を持った職人しか作れません。
その上ジーンズのように、ジャっと高スピードで縫うことができず、じわりじわりとまさに一針一針ゆっくり進めないと、縫い目がよれてグニョグニョになってしまいます。
ヴィンテージのミリタリーニット6枚分を解体して、再構築したものです。
リブの細かいものからざっくりしたものなど、さまざまなニットパーツを縦に横にまさに縦横無尽に使いながら、組み立てられています。
てきとーに並べているように見えますが、実は色の配色・パーツの大きさ・配置のバランスをとりながら作られています。この「デザインしていないように見せる」というところが、小憎いですね(笑)
そしてなにより、この「ボロ」をまとったような雰囲気が、ちょっとアナーキーなんです。反骨精神の表れのようなね(笑)
ロック好きの方なら、グランジ感を嗅ぎとったでしょう。
レザーパンツに合わせましょうか、あるいはダメージデニム?
逆にきれいなウールパンツもいいかもしれない。
まあ、いずれにせよ、
あなたの強いスピリッツは隠しきれません(笑)
Remake German Knit
Brand: BACKLASH
Season: 2017AW
Art: 1612-37
Color: Black
Price: ¥57,240(税別¥53,000)
*「布帛」とは?
ファッション業界において素材をカテゴリーとしてみると、「カットソー」、「ニット」、「布帛(ふはく)」「レザー」「毛皮」のように大きく分けられます。
「布帛(ふはく)」は、伸び縮みするジャージ生地を使った「カットソー」でもなく、糸を編んで作ったセーターなどの「ニット」でもありません。基本的に伸縮性のない織物生地を使った製品を指します。コート、ジャケット、シャツ・ブラウス、パンツ、スカートなどが「布帛」と呼ばれます。