BORN TO BE FASHION - 装いだけではなく生き方そのものがファッションとなる -

犯人は誰だ?

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みなさん、こんにちわ。

吉田です。

 

こちらの本、ご存知でしょうか?

業界関係者や自分でビジネスをされている方は、読んでいる方も多いでしょうね。

ベストセラーってまではいってないようですが、なかなか売れているようです。

 

もちろん僕も読みました。

 

ファッション業界のダメな部分をあぶり出し、なぜこのような状態になったのか、業界人のインタビューも交えてわかりやすく書かれています。

では、これからどうしていくべきか。

それは我々が考えトライ&エラーを繰り返し道を探していくべきで、著者の仕事ではありません。

しかし、一般的なアパレル企業とは全く違うミナペルホネンの独特な経営感覚をとりあげながら、ファッションの本当のあるべき姿をいくつか示唆しています。

 

色々と考えさせられるところや、やるべきことのヒントを得たり、

面白くて一気に読んでしまいました。

 

 

が、その後。。。

 

 

この本がちょっとした話題になっているようで、各所で取り上げられるようになり、それに伴い出るわ出るわ、評論家のおっさんやおばさんがゾロゾロと湧いて出ております。

「アパレルは好調の時に(他産業のように)若手を育ててこなかった・・・」とか、どうのこうのと。

いやいや、その上から目線のお前らが業界を作ってきたんだろーが。

なにちょっと離れた位置から語ってるんだよー!

 

リスペクトしているファッションライターの南さんや剱さんらは、ずっと前から様々な角度でアパレル業界を捉え、辛口な筆力で滅多斬りにしてきたが(これがすごく面白い♪)背景やデータなどの裏付けをきちんと示し、説得力があり勉強になる批評です。

 

南充浩の繊維産業ブログ

HAKATA PARIS NEWYORK

 

そんな彼らとは異なり、今ワラワラと出てきてわめいてる人って、なんかこの本の便乗感がたっぷりなんですよねー。

赤信号みんなで渡れば怖くない(古っ)じゃないですけど、ちょっと前だったら同業界人の目が怖くて言えなかったけど、いまならオッケー!オレもわたしも・・・ってね。

ダサすぎるだろ。。。(呆)

 

むしろ逆に、「いやいやこれからアパレル業界はまた伸びるぞー!」って大風呂敷広げて楽しそうなビジョンを若者に見せるくらいの破天荒の方がカッコいいやん。

たとえそれがノープランでも、ポジショントークでも(笑)