冬に綿のコートおすすめする理由
こんにちわ。
吉田です。
先日から開催していますOURETのポップアップショップですが、お客様に大変評判のよいアイテムがあります。
それは「コットンモールスキンのコート」です。
コートといえば、重厚なメルトンや分厚いダウンのコートを思い出すことが多いでしょう。コットンモールスキンは、もちろん綿ですからメルトンやダウンよりはライトな感覚。
なぜ、この冬真っ只中にコットンモールスキンのコートが売れているでしょうか?
「冬だから重衣料」というのは昔話
当店のお客様は30代上の方々が多く、移動はクルマという方が多いです。
都市部に行けば行くほど公共の交通機関が発達し、いたるところで暖房が効いているので、冷たい風に晒され歩くなんて、せいぜい10〜20分程度じゃないでしょうか。
クルマや電車に乗るたびにコートを脱いだり着たりがめんどくさい。
そんな方々がよく言うのは
「あんまりゴツいコートってもういらないんだよね」
そもそもコットンモールスキンってなに?
モールスキンは打ち込みが非常に高い、つまり高密度に織られた綿素材で耐久性に優れた丈夫な素材です。実はキャンバスやデニムよりも強度があります。
一般的に丈夫な綿素材というと分厚いデニムのようにゴワゴワしていますが、モールスキンはやわらかな風合いがあります。それは、起毛しながら織り上げているから。
起毛させ生地に空気の層を作りながらながら織り上げるので、しっかりしたタフな厚みがありながらも優しい柔らかな質感です。
ちょっと変な例えですが、超分厚いチノパンだけど表面は桃のような産毛で覆われているとイメージしてください(よけいわかりにくい?w)
ウールのメルトンは真冬素材ですが、モールスキンの場合はもっと長く秋から春までの3シーズン使われます。
カッコいい服の弱点とは?
カッコいい服。
あなたはこう思ったことはないでしょうか?
「こんなんどこに着て行くん??」
カッコよすぎる服って、実は人によって逆に不安感を与えてしまうことが少なくないんです。
もしあなたが芸能人とか、服オタであれば、話は別でしょうけれどそういう方はほんの一部です。
『いやいや、そこは接客の腕の見せ所では?』と思うプロ販売員の方もいるでしょう。
しかし、バイヤーの見地からいうと、本当に良い服(高い安いは関係ない)の究極の形は、販売員はいなくても勝手に売れて行くもので、お客さんが自然に『着たい』と感じるものであるべきなんです。
接客は『説得』ではありませんからね。
ちょっと話が逸れたので戻します(笑)
カッコ良過ぎないギリギリの感じ
このコートは、チェスターフィールドでもステンカラーでもなく、スタンドカラーです。で、これ以上襟が高くなるとモードっぽくなる(カッコ良過ぎ)ギリギリの高さに設定しています。
そして、着丈。
このてのデザインならば、だいたい着丈は100~110cm。でもこれは90cm。約10cm短い。
これは何を意味するかというと、単純に着やすいというだけでなく、コートでありながらロングジャケットのような感覚で着ることができたり、身長がコンプレックスの人が着てもバランスがきれいなんです。
使える春モノ
もうあと1ヶ月もすると早い人は、ちょっと春を意識した着こなしに移行し始めます。
店頭でも冬物セールと合わせてそろそろ春物が並び始めますが、「まだこんな薄いの着れないよ」というものが少なくありません(笑)
そんな時期に、コットンモールスキンのコートはこの上なく絶妙にフィットする。
あ、言うときますけど、季節感を出すには色よりもまず素材感です。
カラー診断とかパーソナルカラー信者は、そこらへんをはき違えてる場合が多いのでご注意を(笑)
メルトンやダウンよりもライトな見た目でありながら、しっかりとした質感をもっているので、ニットと合わせると、適度に保温性が確保できるし、暖かくなればカットソー1枚にさらりと羽織ってアクティブなイメージもまた可能です。
で、これは僕の勝手なイメージですけど、コットンモールスキンのコートって、意外と市場にないので稀に着ている人を見かけると「あの人わかってるな〜プロかな?」なんて思ってしまいます(笑)
コットンモールスキンのコート。
ぜひ店頭に確かめにいらしてください。
OURET
Cotton Moleskin Stand Coat ¥49,680 [tax in]