08sircus | Painting Leather Riders - 静けさの中に見る反骨精神
こんにちわ。
吉田です。
馴れとはコワいですね。
自分ではもうまったく気がつかないのですが、
当店はレザーの匂いが充満してるようです。
新しく入荷したレザーの梱包を開けると、
「わー、これこれ、やっぱりレザーの匂いっていいなぁ」と浸っているのですが、
数日経つと匂いがしなくなり『やっぱりとれちゃうよね』と思ってました。
初めてご来店のお客様から「レザーの匂いがいいですね」とよく言われます。
レザーの在庫が少なくても(小倉の同規模のセレショよりダントツに扱ってますが)自分ではもう全然感じなくても、レザーの香りがしているみたいです。
なんかこういうの嬉しいな。
プロっぽくて・・・
プロですけど。
さて、今回ご紹介するのは、
うちがこれまで扱ってきたレザーたちとはちょっと違う異端児なヤツです。
レザーといえば、ブラックのライダースですね。
シングルもダブルも、男にとっては憧れのアイテムのひとつ。
同時に好きな人にとっては宝物でもある。
そんな革のジャケットの金字塔に
真っ向から刃向かってるような1着が入荷しました。
着てみると、ブカブカ・・・
デカい・・・
レザージャケットといえば、身体にピタッと張りつくぐらい格好良い。
はじめは前が閉まらないくらい縮んだものを、数日ガマンして着続け次第に伸びて自分の身体にフィットさせる方もいるくらい。
実際当店もそういう着方をおすすめしていますからね。
しかし、コイツはデカいしゆるい・・・
でもなんか・・・・あれ?・・・イイぞ
気怠さを漂わせるアナーキーな表情。
たっぷり分量のある身幅やアームホール、このデカさが、
「レザーは細身で」というセオリーを笑い飛ばしているようにさえ見える。
もともとは黒い革なのですが、これに白のスプレー染色することで、
ところどころ下地の黒が透けて見える。
それは、まるで悪ガキどもがストリートに描いたグラフィティ。
反骨精神が宿ったレザー。
ムラのあるホワイトが本当に白骨のようにも見える。
世の中の多くの人が、
服にメッセージなんていらないだろう。
というより、そんなこと考えもしないだろう。
でも僕はこういうのがいい。
誰かに見せるためのものではない。
自分への決意だから。
Painting Leather Riders
Brand: 08sircus
Season: 2017AW
Art: S17AU-LE01
Color: White
Quality: Cow leather
Size: Free
Price: ¥105,840(税別¥98,000)
https://www.moongate.biz/?pid=122025640