BACKLASH | Suede Single Riders - 愛撫する革
こんにちわ。
お久しぶりです。
吉田です。
もうずっと寒すぎて、ブログを書く気すら奪われていたのですが(笑)、ここ数日なんとなく陽射しが春めいてきて(気がする)むくむくと書きたい気持ちが冬眠から覚めつつありますので、またお付き合いくださいね。
さて、春物の入荷が加速して参りました。
以前からよく言ってますが、レザーって秋冬のイメージがありますが、実は春こそレザーがよく使えるシーズンです。
ダウンほどではない適度な保温性、ウインドブレーカー程ではない遮風性。
これがまだまだ風が冷たい春には使い勝手がよいのです。。。
と、もっともらしいことを言いながら、結局はずっとレザーを着ていたいというただの革好きの言い訳なんですけどね(笑)バレてました?
鉄板もよいけれど・・・
「春に黒のレザーを着てもいいの?」これ、よく聞かれる質問です。
もちろん着てもよいですが、春らしく見せるにはちょっと工夫が入ります。
今でしたら、シューズを白スニーカーにするとか、丈が短めのイージーパンツやクロップドパンツとか、どこかで軽快さを出してやると問題ナシです。
でも、せっかくだったら、ちょい上目指しませんか?
その小さな勇気が、大きな差になります。
変態のアナタへ
巷では春レザーといえば、ベージュはお馴染みですよね。
ラムあたりで薄手で光沢を持たせたオフホワイトに近いくらいの明るいベージュ。
まあ、そんなとこでしょう。
あくまでも「爽やかさ」に軸を置いている。
しかしながら、服変態の皆さまにはそんな「一般的なオシャレさん」的な服をご用意するわけにはいきません(笑)
これ、ベージュのスウェードですが、一目で普通のもの違うのが明らかですね。
一般的にはベージュのスウェードって、もっとクリーンでトラッドの文脈でも語れるくらいきれいなものが主流だと思うんです。
でもこれ、汚い・・・じゃなくてワイルドで荒い男っぽさを感じませんか?
なんか普通のスウェードじゃない。
はい、違うんです。
そもそも、正確にはスウェードじゃありません。
愛撫するレザー
これはニベ革と呼ばれるもので、スウェードよりさらに皮膚に近い部分の革です。
肉に接していた部分なので、もっとも柔らかくしなやか。その反面、削いだ表面が荒々しくそのまだら模様は、ヘビ柄のようにも見えます。
春だって言ってるのに、トーンを落とした暗めのベージュに染め上げてます(笑)
そして特筆すべきはその肌触り。
こちらが触っているのに、肌に吸い付いてくるまるで愛撫されているようなゾクッとする触感。
もちろん、触れた感覚なんて見た目には伝わりません。
着るあなたと、あなたに触れられる近しい人にしか。
どう着る?
デニムはわざわざ言うまでもありませんが、もうちょっとお洒落に見せたいという方には、旬なワイドパンツや、その系統のカフパンツやサルエルパンツ、イージーパンツ、細身であればきれいなスリムパンツ、クロップドパンツあたりを合わせると、簡単ですし即お洒落に見えます。
これがかなり特徴のある色合いなので、個性を潰さぬように色数を増やさずシンプルな色合わせがよいでしょうね。
「モノトーン+ベージュ」
これをベースに工夫してみてください。
まとめ
一般的なベージュのレザーとはベクトルが違うワイルドな雰囲気を持った1着。
例えば柄シャツをインしてロックを切り口にしたコーディネイトもよいですし、白パンを合わせてLEON的なオヤジ作りもよいでしょう。
そして、この個性の強いルックスだけでなく、とろける肌触りから、所有者にしかわからぬ自己満足感がハンパないです(笑)
「よいものを長く」というお買い物上手なフレーズがありますが、これからは「深く満足できるもの」だと思うんです。
たとえそれが、一瞬であろうと10年であろうと。
Suede Single Riders
Brand: BACKLASH
Season: 2018SS
Art: 1744-02
Color: Grege
Quality: Kangaroo Leather
Price: ¥135,000(税込)
最後までお読みいただきありがとうございます。
吉田に何か聞いてみたいという方はいらっしゃいますか?
ファッションの話から人生相談まで(お役に立てるかわかりませんがw)なんでも構いません。お気軽にどうぞ!